【 お知らせ 】
2011年11月に「最新の iPhone(iOS5)では自作の着信音は使用できない」と表記しておりましたが、実際には使用する事が可能でした。
しかしそのためには iTunes 側のデバイスの設定で、「着信音」のタブの中にある「着信音を同期」にチェックを入れておく必要があります。
ページの内容はその説明も含めたものに更新しています。
日本の携帯電話は「着信音」を自由に変更できます。
多くのサイトで着信音をダウンロードでき、最近は「着うた」という歌自体を着信音にする事ができる機能も備わっていますね。
しかし iPhone は、好みの着信音を入れる事が出来ません。
でも本当は、iPhone には iTunes を通して好みの着信音を自分で作り、自由に入れ替えたり追加したりできる機能が備わっているのです!
実際、欧米の iPhone は早くから着信音の作成が可能になっていました。
なぜ日本の iPhone はそれが出来なかったのか・・・
それは著作権や、すでに存在していた日本の有料の「着うた」との兼ね合いがあったためのようです。(この辺りについては後述します)
しかし前述したように、iPhone 自体には着信音を導入できる機能は備わっています。
やり方さえ解れば、高音質で、自分の好きな曲の、好きな部分の着信音を、いくらでも作って導入する事が、自由に出来るのです!
(だからこそ著作権がらみの問題に触れてしまう訳ですが・・・)
と言う訳で、このページでは iPhone で着信音を作る方法を解説いたします。
iTunes で着信音を作成する方法 |
まずは元となる音楽ファイルを用意します。
ファイル形式は wav でも mp3 でも aac でも何でも構いません。
Windows の効果音や音声ファイルなんかも使えますが、とりあえずここでは曲から作る方法を説明します。
まずはその曲を iTunes に登録して下さい。
登録したら曲を聴いて、どの辺りを着信音にするのか決めておきましょう。
着信音に出来るのは 40 秒以下の範囲です。
決めたら曲を右クリックしてプロパティを選び、オプションのタブを選択、そこで開始時間と停止時間にチェックを入れて時間を入力します。
開始時間と停止時間には小数点も使用可能です。
何度も聞いてジャストのタイミングを狙いましょう。
土地はインディアン居留地でどれだけ取り上げられている?
また、着信音に出来るのは 40 秒以下なのですが、実際のところは 40 秒ギリギリでは iPhone 側でうまく鳴らないケースの方が多いです。
35 秒以下が目安で、安全に行くなら 30 秒以下でしょう。
欧米で使える iTunes の着信音作成機能も、最長時間は 30 秒となっています。
時間が設定できたら曲を右クリック、「AACバージョンを作成」を選びます。
これで指定した長さの、同じ曲名のファイルが出来るはずです。
ファイルを作ったら、元の曲は開始時間と停止時間のチェックを外して、元に戻しておきましょう。
なお、高音質の着信音が作りたい人や、「AACバージョンを作成」の選択がない人は、メニューの「編集」の中にある「設定」を選んで、「一般」のタブの中にある「インポート設定」のボタンを押して下さい。
インポート方法は「AACエンコーダ」にします。
ちなみにここを「MP3 エンコーダ」などに変えると、その形式のファイルを作成できるようになりますが、着信音は AAC にして下さい。
「設定」は音質で、デフォルトは「iTunes Plus」になっています。
高音質にしたい人は「カスタム」にしてビットレートやサンプルレートなどの数値を高くして下さい。
ただ iTunes Plus でも十分に高音質で、普通は変更する必要はないと思います。
さて、時間を設定して着信音の長さのファイルを作ったら、それを右クリックしてプロパティを開き、下の方にある「場所」の部分を確認します。
これがこのファイルがある場所なので、そこをエクスプローラで開きます。
特に保存先を変えていない場合、
Windows XP の場合は C ドライブの Documents and Settings →(ユーザー名)→ My Documents → マイミュージック → iTunes → iTunes Music →(アーチスト名)→(アルバム名) の中にあるはずです。
Windows Vista や 7 の場合は C ドライブの ユーザー →(ユーザー名)→ マイミュージック → iTunes → iTunes Music →(アーチスト名)→(アルバム名)の中です。
ファイル名は「○○.m4a」となっているはずです。
観光は、マーシャルの影響をどのように
これを、「○○.m4r」に変更して下さい。
変えたらダブルクリックして再生しましょう。
iTunes の「着信音」のカテゴリに、その曲が自動的に登録されるはずです。
(そのファイルを iTunes にドラッグしても登録されます)
「着信音」に登録されたら、次は iPhone を繋げて同期するのですが、新しい iPhone(iOS5)では、着信音の同期の設定が必要になりました。
パソコンに iPhone を接続したら、iTunes の左側のメニューからその iPhone を選択し、上部のタブで「着信音」を選んで下さい。
すると「着信音を同期」という項目が表示されますので、それにチェックを入れておきます。
これで以後、着信音は同期した時に自動的に iPhone に送られます。
iPhone で「設定」を選び、「サウンド」の「着信音」を選択して、リストに作った曲があるかどうか確認して見ましょう。
もちろん選択時に視聴も出来ます。
なお、作って聞いてみると解りますが・・・
iPhone では結構、曲のボリュームが大きかったりします。
着信音は大きめの音の方がいいとは思いますが、大き過ぎて音割れしている場合は作成時にボリュームを絞って調節してみましょう。
外部のソフトウェアで着信音を作る方法 |
ここでは iTunes を使う方法を解説しましたが、外部のソフトウェアにも iPhone の着信音を作れるものがあります。
ここではその1つ「iRinger」をご紹介しましょう。
海外のフリーソフトですが、使い方は特に難しくはありません。
ダウンロードは以下の URL から行えます。
下部の「Download iRinger」の「iRinger.exe」をクリックして下さい。
zip 形式のものもありますが、中身は exe ファイル1つだけで、ファイルサイズもほとんど変わらないので zip で落とす必要はないでしょう。
ちなみにソフトウェア紹介サイト「窓の杜」でのレビュー記事もあります。
ポトマック滝バージニア州のロウズアイランドクラブ
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると iRinger が起動します。
上記のウィンドウの他に、もう一つのウィンドウも開きますが、それは単なる広告なので無視して構いません。
「IMPORT」と書かれた雷マークのボタンを押すとファイルを読み込みます。
事前に読み込みたいファイルの場所を iTunes で確認しておきましょう。
また、iTunes で先に一通り曲を聞いて、着信音にしたい部分がだいたい何秒から何秒までの間か、目安を付けておくといいでしょう。
ファイルを読み込むと以下のように波形が表示されます。
この中に表示されているのが、そのまま着信音として使う範囲になります。
範囲は初期は 30 秒なので、減らしたい人は Length のバーで調整して下さい。
(増やす事は出来ません。やはり着信音として無難に使えるのは 30 秒以下のようですね)
波形を左右にドラッグする事で、再生範囲を動かす事が出来ます。
左ドラッグだと動かせるのは 0.1 秒単位ですが、右ドラッグだと 0.001 秒単位での調整も可能です。
Volume で最大音量の調整ができ、上下の緑の線で音域が表示されます。
Fade のバーを動かすと、フェードイン・フェードアウトをかける事ができます。
バーの右にある in と out のボタンで、フェードインだけ、フェードアウトだけをかける事も可能です。
再生ボタンで視聴しながら調整し、「これでいい!」と思うものが出来たら、音符マークの「EXPORT」ボタンで保存を行います。
Looping は、曲をループさせる時の間の無音時間を設定します。
Export to iTunes にチェックを入れておくと、保存と同時に iTunes の着信音にも登録してくれるので便利です。
Export via SCP はネット上でファイルを公開する設定のようですが、普段は使う事はないでしょう。
設定が出来たら「Go!」のボタンを押せば、着信音が完成します!
iTunes 登録も出来ているので、あとは iPhone を接続して同期するだけですね。
なお、iRinger は曲に様々なエフェクトをかける事も出来ます。
エフェクトをかけるとどんな感じになるかは・・・ 実際にやってみて下さい。
重ねてかけたり、エフェクトに「Setting」を行って細かい調整も行えます。
作ったエフェクトは Export で保存、Import で読込できます。
でも、エフェクトは音楽をやっている人でないとよく解らないし、普通は使わないと思います。
(少なくとも私は、使ってもヘンな風にしかなりません・・・ ^^;)
以下は「着信音」についての余談です・・・
ページの冒頭で述べたように、iPhone と iTunes には本来、着信音を作って登録できる機能が備わっています。
しかし日本でこの機能を使う事は出来ません。
これは著作権の問題があるためで、そもそも日本では iPod の存在自体が「著作権違反だ」と言われ、アップルと JASRAC が対立していますからね。
しかし日本の携帯の「着うた」は、料金が高く、音質が悪く、ファイルも扱い辛いものでした。
これは、料金が高いのは著作権料の支払いが高いため、音質が悪いのは CD や DVD の売り上げを阻害しないため、ファイルが扱い辛いのは不正コピーを防ぐためという理由がありました。
しかし iPod の普及で、そんな事は言ってられなくなります。
現在は「着うた」も「着うたフルプラス」になり、高音質になっています。
(もっとも高音質になった事で対応できる携帯機種が限られていますが・・・)
iPhone は半分 iPod ですから、音楽関連の機能は非常に高いです。
しかしそのため着信音に関しても、ユーザーが高音質なものを簡単に作れるだけに著作権の点でかなりグレーなようです。
iTunes の着信音作成機能が日本で使えるようになるには、この点の交渉が解決しないと無理だと思われますので、しばらくはユーザー側が、このページにあるような方法を使って対処するしかないようですね。
ただ、着うたもフルプラスになったので、iPhone も何らかの進展は期待できるかもしれません。
ともかく、最後にお約束として・・・
楽曲ファイルは、著作権を守って使用するようにしましょう!
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